今日はどこにもいかないで、家でのんびり。
こんな日は暮らしの棚卸をするにはぴったり。
「何も買わない日」にして家にあるものだけで過ごそう!
買わない習慣 [ 金子由紀子 ] |
まずは食品。どんなに物を減らしても食事は1日3食毎日とるから、常に物が入ってくる。気をぬくとぐだぐだになりやすい場所。
冷蔵庫を開けてみると、買ったことを忘れてた弱りかけの小松菜やセロリが出てきた。冷やし中華が1食分残っていたのも忘れていた。
在庫の把握ができていなくて、駄目にした食材もありました。何故か玉ねぎがやたらとあるし、ダメダメな冷蔵庫だ。
何にも買わない日のメニュー。
冷蔵庫にあった卵も使って冷やし中華に。
ゴマだれということもあり、シンプルな具材だけでも結構美味しい。
鳥のミンチも少しだけ残っていたから、セロリと小松菜の鶏団子汁も作った。昔クウネルで見たセロリの味噌汁が印象に残っていたので味噌汁に入れてみた。
食べてみた感想はすごく美味しい!あう!セロリ好きにはたまらない。セロリが苦手は人には拷問かな。
コーヒーが物凄く飲みたい!のですが、お茶関係の棚卸をしたらわさわさ出てきた。
伊藤園のほうじ茶、頂き物のマテ茶、デンマークで買ったお茶、バンホーテンココア。
一人暮らしには十分すぎるほどの量。飲みきれなくなるから、どれか一種類飲みきってからコーヒーを買うことにしよう。
あとは、硬くなったパンでフレンチトーストを仕込んでおります。フレンチトーストはもともと、倹約で知られるフランス人が硬くなったフランスパンを食べるために生まれたメニューという説もあるのだとか。
フランスは華美な建物とは裏腹に、倹約家が多いようで節約雑誌などでもフランスに関する記事を時々目にします。私は海外旅行はヨーロッパに行くことが多いのですが、建物は華やかだけど、人々の身なりは飾り立てず、身軽そうで良いなあと思います。
セカンドハンドやフリマ好きになったのもヨーロッパ、特にフィンランドへの旅行がきっかけです。セカンドハンドショップやフリマでお金をかけずにお洒落を楽しむ姿勢がとても身軽で楽しそうだとワクワクしました。
月に5万はお洒落にお金をかけて、ルブタンの靴が欲しいのに買えない、20万近いバッグに憧れていたけどお金がない…そんな感じだったので、お洒落最先端の国の人達が、セカンドハンドでお洒落を楽しんでいる姿は衝撃的でした。
冬が長いフィンランドの人にとってデザインは大事なもの。けれどもデザイン大国でありながら、主役は人である、北欧の国々を旅して感じたのはそんな事でした。
デパートの洋服売り場は人がまばらなのに、セカンドハンドショップやフリマはいつも人でいっぱい。
コロニーとよばれる週末農場で農の楽しみ、ピクニックや自然の中で遊んだり。のんびりしているだけではなく、教育水準は世界トップクラス、女性も無理なく長く仕事をして、優れたものを世界に発信する。
そんなフィンランドの人たちは私の憧れ、真似できることから少しずつ暮らしのお手本にしていきたい。
本来、人が主役で生活の為にするはずの仕事であったり、道具であるはずの物が主役に躍り出ていた時代が近年の日本では長かったように感じます。
今はそんな価値観が大きく変わろうとしている面白い時代だと感じています。ミニマリストもそうだし、地方移住、暮らしのダウンサイジングなどなど。目的や生活は異なりますが、通じる物があると感じます。
人が主役である時代に変わる、転機の時期に来ているのでしょう。その通過点が恐らく断捨離やミニマリスト。重くぶら下がったものをリセットして、身軽にする。そして、次のステージは各々自然な場所へ羽ばたいていく。
しかし、バンバン売って利益を上げなければならない企業もお金を使わせようと戦略を打ち出してくるだろうし、どんな世の中になるのか楽しみでもあります。
スローライフ、ダウンサイジングをしたい派が勝つか、企業側が頑張り、物や見栄が主役に戻るのか、はたまたムーブメントを受けて、ニーズを上手く組んだ新しいビジネスが盛り上がっていくのか。
お金がないと人は工夫します。
湯水のようにお金が使えた時代より、
面白い時代なんじゃないかと思うのです。
しかし、目新しいものには批判がつきもので、緑がある場所で暮らしたい、非正規で不安定な生活を変えたいといった話をすると、苦しいが正義の人達から逃げるのか?などと言った事を言われる事をもあります。
しかし、本当にそうでしょうか?生活を変えるには大きなエネルギーと強い意志が必要です。
しかたないと諦めて現状を維持する事の方が楽な場合もあります。サラリーマンを辞めて起業するより、愚痴を言いながらも会社に残る選択をする方が楽な場合もあります。
特に年齢を重ねると、生活を変えるには大きなエネルギーが必要だと感じています。だから、不幸を断ち切るには強い意志がないと抜け出せないのです。
今では誰もが使っているインターネットですが、私がインターネットを始めた17年ほど前はインターネットの話をすると、オタクなの?とか危ないんじゃない?等批判的な事を言われる事が多かったです。
新しく出てくるサービスや価値観は、つい拒絶してしまう。そんなものだと捉えています。だから、自分が良いと感じたから、突き進めば良い。その代わり、人のせいにはしない。
振り返ってみると、批判的な人の意見は置いておいてもっと突き進めばよかったと思うことのほうが多いです。批判的な事を言ってきた人の言うことを聞いて思い留まったのに、批判した張本人がその道に進んでいるパターンが最近多くて。
物の整理をしながら生き方や考え方の整理をする事も多いので、立ち止って整理をする時間はとても大切です。普段から考えを整理することで突発的な出来事にも対処しやすくなるから。
さてさて、発掘したキウイと豆乳も出てきたからスムージーでも作ろうかな。
最近、なんだかお金がない気がするけどなんだろうと思っていたけど、よくよく思い返すと食品を色々買っていたかも。
やはり在庫を把握していないと駄目ですね。
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