という思いをずっと持っていました。
結婚、子供、安定した仕事、家を買うこと、おしゃれアイテム、車、土地などなど。
幸せのタイムリミットがせまっている!
急がないと!
という思いに追われていた。
特に29歳の時。
焦った29歳の私は恋も仕事も物も、持ちすぎた。持てば持つほどじたいはややこしく、こんがらがっていく。
しっくりこなくても、何もかも手放せない。
不安だから。
今となっては、まあまあ、そんな焦らなくても。と思うけど、29歳の私はすごく不安だった。
幸せ行きの電車に、私だけのれない!早くどうにかしないと!とそんな気持ちだった。
いざ30代になると、年齢と自分の内面に見合わなさは感じるけど、とても楽になったのを覚えている。
宿題の提出期限が切れて、さー、どうせ期限も過ぎたし、マイペースに最高のものを作るぞ!となんだか心のゆとりが出た。
30代は気楽で、楽しい。
20代の時の得体の知れない焦りが和らぐ。
得体の知れない不安の正体は、たぶん将来。
鶴見さん、大原さん、phaさんのトークショーを聞いていて、気がつくことができた。
10代、20代のほうが不安だったな〜。
年を重ねると、将来という得体の知れないおばけに追いかけられなくなるのだな。
良いことだ。
持っていないから手に入れなければと焦って闇雲に手に入れようとしたり、劣等感を感じていた気持ちが薄くなっていく。
ここ1年ほどの断捨離ライフで物を捨てまくり、持たない気持ち良さという新たな価値観を手に入れた。
また、勝手に劣等感を感じて会いに行けなくなってた、幸せを「持っている人」にあいにいって、持っている人には持っている人なりの動きにくさや悩みがあり、持っていないゆえの幸せや自由がある事を知りました。
子供も結婚もしてないから、海外に気軽に行けるし、好きな仕事を選ぶことができる。
恋もし放題!
相手にもよるけど、好きな人がもし出来ても、湧き出る好きという感情に罪悪感を持つ必要もない。
0のステージに立てるのは、私が何も持っていないからこそできる事…。
大切なものを沢山抱えてしまうと0のステージにたつのはなかなか難しい事。
持っていないという事は、持っているのと同じくらい価値がある事なんだと気付かされた。
人と関わるのが苦手で、つい一人に逃げてしまうけど、今したいなあと思っているのは、持っとる人と持ってない人で、たすけあったり、シェアできれば良いかな〜なんて事。
例えば、友達の子供を預かったり、田舎と都会のお互いの家を行き来したり、友達のお店のお店番をしたり。野菜とアクセサリーを交換したりとか、そんな事。
個を重視する暮らしはお金がかかる。
これは、ゆくゆくは辞められるといーなー。