気楽に暮らしたい。

シンプルライフと日々のグダグダ。

もしもの日のためにセーフティーネットを自分で作りたい#彼女は私だ

コロナ渦ではコロナ失業をした。そんな中、馴染みのある街で60代の女性が死亡したニュースが流れた。コロナで派遣の仕事がなくなり、バス停で過ごしていたところ、邪魔だったという身勝手な理由で暴力を振るわれたというショックなニュースだった。彼女を知る人がインタビューに答えていて「仕事が好きでかわいい人だった。テレビで言われているような人なんかじゃない。それを知って欲しかった」と答えていたのが印象に残っていて、その事件は私が蓄財や節約婚活を始めるきっかけの一つとなった。

「かわいい人」「仕事が好きな人だった」「一生懸命仕事をしていたけど、貯金はしてなかったのかな」「若い頃は海外旅行とかもしていたみたい」そんなキーワードが頭に残っていた。仕事が好きで一生懸命生きていたけど、目の前のことをがんばっていたけどいつの間にかそんな風になってしまったという状況のようでした。目の前の事をただ一生懸命生きてきたけど、暮らしの基盤や仕組みが不安定になっていってしまった…

その後各メディアで詳しく取材をした記事や動画をみたけど、綺麗でかわいい方で、こんな方がなんであんな目にあわないといけないの‥とやはりショッキングな事件です。夢に向かって自立して、人に慕われていた人がどうしてこんな目に遭わないといけないのというやるせなさが湧いてきます。

自分と共通するところが沢山あって、やはり他人事とは思えない。そして、私と同じ思いを持っているのは沢山いて、追悼デモには100人以上の人が集まり、映画化もされたようだった。

夜明けまでバス停で

人生には良い時と悪い時がある

彼氏ができて結婚して、離婚して、仕事も恵まれている時もあれば、体調を崩したり、仕事がなくなる時もある。若い頃には渋谷のショッピングビルで買い物をしたり、海外に旅行にいったり。女性なら誰にでも起こりそうな事。都内の賃貸の家賃が払えなくなって、ネットカフェに泊まって日雇いの仕事をして、お昼ご飯も我慢をして自分で仕事を立て直そうとされていたようだ。とても自立心が強い女性だったそうです。「頼ってくれたらよかったのに」「うちに泊まってくれたらよかったのに。あんなにかわいい人がこんな狭いところで小さく座って過ごしていたなんて‥」というインタビューも忘れらない。

コロナ失業した時のこと

人生の悪い時には気持ちが落ちてしまい、冷静に物事が判断できなくて、自分のことが恥ずかしくなって誰にも自分のことを話したくなくなってしまう事があった。助けてくれようとした人がいたのに、大丈夫と手を取ることができなかった。ウクライナの激戦地から避難を拒む人がいるという話をSNS でみた。メンタルがやられて無気力になって、逃げるいう行動ができなくみたいだ。。と書いてあった。すごく分かる気がする。コロナ失業をしたあと、気持ちを持ち直して行動するまで時間がかかってしまった。

セーフティーネットを沢山用意しておく

小さな会社で働いていて、普通の会社に勤めていれば起こらないような信じられない事が山ほどありました。その際に自分のセーフティーネットの少なさが怖くなったりもしました。日本は社会保障があって良い国だと思います。だけど、補償を受けるには申請をする必要があり、補償を受けられる事を知っていないといけない。補償される事を知っている上で、助けてもらいたいという気持ちを持って手続きにいかないといけない。制度を勉強するか、正しい知識を持った人に相談をする必要があるように思う。何かしたらの社会保障にはたどりつけると思うけど、そこにたどり着くにも時間が必要。フェーズフリーといって、平時と災害時の垣根をなくす暮らしを提唱されているが、「お金」のフェーズフリー化や、自分でできるセーフティーネットを自分で用意したりもしている。

セーフティーネット社会保険に入って働いている事

厚生年金、雇用保険、健康保険の偉大さを思い知りました。沢山差し引かれていて高け〜!なんて思っていたけど、民間の保険とは比べ物にならない位の人生最強の保険だと感じています。社会保険にしっかり入り続けているほうがオトクで安心だと思います。私は働く力は弱いほうですが、労働をミニマムにする場合でも、週4日は働いて社会保険にはっている状態で働き続けたいです。失業保険があればしばらくは暮らせるし、失業保険をもらって職業訓練校に行きながら再就職することもできます。一番は「そうは言っても」な年金ですかね‥

セーフティーネット②住宅のコストが安い事

家賃が安ければ、収入は低くても生きていける。公団に住む派遣社員のシングルマザーの方が老後の家賃を尋ねたら「1万5000円です」(その年の収入や自分の状況で変わるらしい)と言われて拍子抜けしたという投稿をYouTubeでみました。それくらい安ければ、年金月6万円とかでもどうにか暮らしていけそうです。逆に年収500万円の正社員でも、3000万円の住宅を購入して破産した‥というケースもあるようです。地方にいかなくても多摩や八王子などでも月3万円台の賃貸があったり、ここのコントロールができれば、人生どうにでもなる気もしています。通信費などの見直しは一通りやったので、次は住宅の対策を考えてみようと思います。都心の賃貸住まいや都心で家を買うのではなく、郊外に住むとか、公団に老後は住むとか、多摩センター、立川、横浜などに拠点を移すなどの工夫で選択肢が増えそうです。地方移住などではなく、関東圏で経済圏のお引っ越しをしようと思っております。他にも週末に通える距離で小屋を買って老後は移り住むとか、自分でも出来そうな予算で、できるだけ楽しい選択をしたい。次の研究のテーマにします。生活を変えるのはエネルギーがいるので、最後の力を振り絞って生活改善をしたいです。

セーフティーネット③節約体質を作る

固定費をゴリゴリ削る。削れる固定費は一通り削りましたが、もう一段階ミニマムにできるよう仕組みの整理をしております。住宅、金融系や通信系の料金の他にも、ファッションや美容費に疑問を持っています。女性の楽しみの部分でもありますが、服を沢山買って沢山捨てるライフスタイルは財布にも、環境にもよくない・・月15万円位で楽しく暮らせる体質作りを目指して、最終的には12〜13万円位で暮らせると◉民間の医療保険に入るのをやめて、生活防衛費とは別に保険料相当分を自分でつみたてる事をはじめました。失業保険の受給はおそらくこれくらいの金額で、年金なども高い方でこれくらいの金額になる場合が多いようです。自分の場合は10万円前後になる想定で用意をしておきたいと思ってます

セーフティーネット④つみたてNIsa、貯蓄(ideco)をする

まずは200万円の生活防衛資金を貯めて、つみたてNISAをする
NISAは現在の満額(33,333円)だときついのですが、月2.5万円、最低でも2万円くらい運用しておくとまあまあな金額になります。節約体質を作ることと組み合わせるとこれだけでも生存率が高まる。生活防衛費は1年分位あると、良いみたいだけど、2年分位良いできたら失業保険と合わせても心強い。その際に生活費をミニマムにしておくと、目標金額も低くて住むし、生存率が上がる

セーフティーネット⑤リセールバリューを学ぶ

昔フリマをやっていた頃物を虎の子にしようとしている人たちに出会いましたが、いろいろ試してみましたが、物は時間がたつとほぼ×でハイブランドですら微妙なところです。ハイブランドも特定のものだけが高かったりするので勉強が必要。確実なのは金とプラチナ位でしょうか。それ以外のものは数年程度を目安にしてみて自分で早く売る。リセールを考えると大抵のものは×でNISAにまわすか蓄財に回したほうがいいな…と思うようになりました。不動産は素人が手を出すのは危険だと感じました。詐欺にあわないための社会勉強として投資の勉強もしてよかったです。

セーフティーネット⑥細く長く働くという心持ち

仕事が辛すぎて体調を崩して隠居していた時期もありますが、旅にもすぐ飽きてしまい、職業訓練校に行ったり、派遣でやった事がない仕事に挑戦してみたくなってしまいました。もともと夢=職業のタイプなので、複数の仕事を常にしていたいという願望があることに気がつきました正社員で会社に骨を埋めるという働き方は私には苦しいけど、細く長く働くことはむしろ楽しいことのように感じてきています。働いていればいればお金もおしゃべりの相手も手に入るし、社会保険という最強の保険に入れて良い事づくめです。

セーフティーネット

CtoC市場には何かしら参戦しておく。メルカリ、クリーマ、ジモティー、ココナラなど。はじめはメルカリで本を売るのが手取り早いかもしれません。ライターの仕事やってみたいのに、まだ挑戦出来てないのでそろそろやりたい。。

セーフティネット⑨フードバンクなど民間の取り組みも知っておく

フードバンクや、シェア冷蔵庫などシェアをする取り組みも広がっていて、SDGsの動きも活発なので社会をよくする取り組みが増えています。アンテナをはったり、フードバンクなどに余った食材を寄付する習慣を持つのも良いかもしれません。歳をとったり、ご飯も買えないような事態になったらフードバンクを利用するのもいいかもしれません。

その他

旅行、ファッション、外食との付き合い方を考える

浪費と人生の楽しみやアイデンティティのボーダーラインを考えたい。人生の楽しみでもあり、浪費でもある。良い塩梅で付き合えたら。現時点では自分がいきたい旅先は戦争の影響がやや心配なので当分いけないかなという感じです。昔ほど海外旅行に熱がなく、行っても多分ふーんという感じになりそうなので、それなら畑をかりたい気分です

68歳まで働いて年金を後ろ倒しにして割り増しでもらうという宣誓をしているのですが、そこまで健康に生きているかわかりません。癌などで闘病することもあるかもしれないし。仕事を遊びにしながら、住宅の研究もしつつ、これという物があったら手を伸ばしてみようと思います。なんというか、良い思い出作りをしていきたいな〜と思っています。プチプラの服を買っても良い思い出にはならないし、一人旅で観光地に行っても最近は胸が躍らなくなってきました。苦くて辛いコロナ渦もほぼ終わり。物価高&超高齢化社会による税金の負担が増えてお給料が上がらない世知辛い時代が来るし、なんだったらもっと不安なことも起きる可能性だってあるけど、日々の楽しみを見つけながら蓄財を続けていこうと思います。

幸せになれない、幸せになれないといっていたあの頃は最高に楽しくて恵まれていて人生で一番良い時期でした。気分的には人生で一番今が良いのですが。何が起こるかわからないから、蓄財もしながら今を楽しもうと思います。

そしてなにより、助けてと言える人間関係がいちばんのセーフティネットかもしれません。