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世帯主が日雇い労働者でも幸せ!江戸町民

最近興味をそそられっぱなしの江戸時代の暮らしについて。

 
江戸時代といえば生活が苦しいイメージがありますが、
実際には必ずしもそうではなかったようです。
 
少なくとも江戸の町民達の暮らしは楽しそうです。
 
当時の江戸に訪れた外国人は
「生活は質素であるが、人々はみな幸福そうだった」と感想を述べているそうです。
 
江戸の町民は世帯主であっても、
日雇い労働者が多くいたそうです。
 
旦那、今日なんか仕事ないかい?
なんて仕事をしたいときに
ふらっと行って仕事をもらっていたそうです。
 
自由!
 
生活をする為のお金を稼ぎ、無くなったらまた働く。
 
仕事で追い詰められて鬱病になったり、
自殺したり、現代では珍しい事では無いけど、
本来、労働をする意味を考えると
自然な姿であるように思います。
 
日雇い労働でも困窮した生活で暗く過ごしていたわけではなく、
宵越しの金は持たない!なんていいつつ、
奥さんに生活に必要なお金を渡して、
世帯主は遊びにでかけてりしてたみたいです。
 
また、現代では独立しても失敗するんじゃないか。
新しい事をはじめる事や、
まわりが独立した時そんな不安がよぎります。
 
失敗したら不幸になる。
 
この固定概念は何なんだろう。
 
江戸時代にもいまでいうサラリーマン、
商店など奉公人という勤め人はいましたが、
奉公先で一生務める人は一握りで、
殆どの人は奉公後、独立したそうです。
いまでいう起業ですね。
 
町民たちの日雇い労働を含め、
つまり、一生サラリーマンで終わる町民は
殆どいなかったそうです。
 
日雇い労働者とベンチャー企業で溢れた町。
それでも人々は幸せだった。
 
一方、武士は借金まみれだったといいます。
武士としての格式を保つため、
見栄のためにかかるお金の為の借金。
 
現代人の生き方、苦しさは、
武士よりの生き方なのかもしれません。
 
住宅ローン、車のローン。カードの支払い…
 
明治、大正、昭和と時代が進み、
戦時中へ突入し、一億総動員、
男性は兵隊に、女性や子供は兵器をつくる。
国民全体が軍隊のような時代がきてしまいます。
 
時代は変わっても、
いまは戦場が職場へかわり、
精神的な苦しさはかわらないような気もします。
 
戦争に協力しないやつは非国民だ!
と同じのりで、週5日、
正社員で働かないやつは…
 
といった空気はまだまだあるように感じます。
 
戦争から解放されたら、
今度はものに縛られ、人目に縛られ。
 
幸せに生きる、体の声に従って生きる、
必要最低限の労働をする事、
それは甘えと呼ばれて、まだまだ社会的に許容されることは難しいように思います。
 
自殺者は毎年3万人前後とされていますが、
自殺者としてカウントされるのは、
遺書があった場合に限るそうです。
 
遺書がない場合は変死者として、
カウントされており変死者は毎年、
15万人程度いるそうです。
 
WHOでは変死者の半分を自殺としてカウントしており、
国際社会からは日本では年間約11万人の自殺者がいると認識されているようです。
 
東京では飛び込み自殺で
電車がとまるのは珍しいことではありません。
またか、どうやって帰ろうなんて感覚も麻痺してきましたが、異常ですよね。
 
戦争は終わったけど、
苦しい生き方からはなかなか開放されません。
 
江戸時代の生き方も、戦時中の生き方も、
どちらも同じ日本でおきた事。
 
どうせなら、幸せに暮らした
祖先たちの流れを継ぎたい。
 
生きづらさから開放されるまず1番は、
幸せになる事、弱った自分を認めて許すこと。
 
自分の体調や生活にあった生き方を選ぶ事。
 
思想をミニマムにしてコストを下げ、
人目に重きを置かない事。
 
⚫︎⚫︎じゃない自分は価値がないと
自分の生き方を限定しない事。
 
⚫︎⚫︎には、特定の職場であったり、
雇用形態であったり。
 
江戸の町人たちは着物も多くは持たず、
普段の食事は質素、
生活のコストは低くして自由に生きる。
 
ミニマムアンドスロウの究極なのではないか。
 
江戸時代はそう遠くはない時代のこと。
雇用が不安定でも楽しく生きていた人たちが
沢山いたのです。
 
そう遠くはない祖先達、
江戸の町民達の生活から、幸せに生きるためのヒントが見つかる気がするのです。
 
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