気楽に暮らしたい。

シンプルライフと日々のグダグダ。

たぬきねいりで脱獄を決意。 結末編。

バルト三国でシングルベッド横並びの、男女混合ルームを予約してしまい、毎日右往左往。

だいたい50センチくらいの近さで、目隠しがないため、逃げ場のない密室での4泊5日。

一泊目はぺちゃくちゃ音をたてながらベッドでヨーグルトを食べてるフランス人のおっさんと、おっさんのいびきやメンズ2人に女1人という状態に怯え、やっと慣れたかと思いきや、疲れて寝てるのに起こしてまでしゃべり続ける南米女子に心折れて、逃走を決意。

一泊分無駄になるけど、新たな宿をトイレから予約して、あとは脱走するタイミングだけだ!

わたしは、狸寝入りという古典的な技を使うことにした。

朝ごはんを一緒に食べようと言われたのでその時間に起きたのですが、2時間たっても起きてこない。

その状況を逆手に取り、私も眠かったし、起きないことにしました。半分位は起きているので狸寝入りです。

ドキドキしながら脱走の機会をうかがっていました。

同じ言語を話すらしい無関心男子とすっかり意気投合したらしく、二人でご飯に行った模様。

よし!第一関門とっぱ!今ダッシュで荷物をまとめて出て行くか、どうしよう、ひやひやだけど、このまま、待ったほうがよさそう。タヌキになることを決意して、少量の音楽をイヤホンで流してその時を待ちます。

あれこれ戦略をねり、作戦を練り。

でも、自体は思わぬ方向へ…。どうやら、2人ともチェックアウトしてしまったようです。

あれ?と思ってガバッと起きると、ちょうど部屋を出るタイミングだったようで、サヨナラだけは言うことができました!

新たに予約したホステルも、キャンセル料金なしで、キャンセルができました。

今は、誰もいないガラーンとし部屋でひとり。
何やってるんだか…。

ほっとした気持ちと同時に、虚しさみたいなものもこみ上げる。私っていつもこうだな、と思う。

何やってるんだか。

新たに予約してしまったホステルの方にもあやまりのメッセージを送りました。

明日でここのホステルもチェックアウトです。多分、今日はだれもルームメイトはいないんじゃないかな…。

1人になれて嬉しい!けど、まちあるきってこんなにつまらなかったっけ?とも。結婚して、離婚したような…たった一週間でぎゅっと濃縮された濃い時間。

旅って面白い。