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胃痛をこらえて、フェイスブックの友達申請ボタンを押した結果。

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よーし!フェイスブックの友達申請ボタンを押しまくるぞー!と意気込んだものの、なんだか色々思い出してしまい、胃痛が…。

本気で胃を抑えてうずくまるほどキリキリと。

同級生と連絡を取れないまま10年もたった理由は、今なにやってるの?と聞かれるのが怖かったから。

実際に、気まずい雰囲気になった事が何度かあって、それからトラウマに。

結婚したよ!とか、こんな面白い仕事してるよ!とか、もしくは自由きままに生きてるよ!とか、何も誇れるものが無かったから。

そんな自分が惨めで、そんな自分ではあえないと決めつけてしまっていた。

私が学生の時に所属していたコミュニティはその分野の中では精鋭っぽい場所でした。

精鋭っぽいところで落ちこぼれる。
20代前半まではそんな事ばかりでした。
中途半端なのに、負けん気は強い。
当時の私はそんな感じ。恥ずかしい…。

私はその精鋭の人達の中で落ちこぼれ続け、夢半ばで挫折し、あとはずっと非正規で地味な仕事を続け、結婚もせず、彼氏ともなんだかなってな状態。

こんな状態だから、10年近く、夢を叶えたど真ん中の人達とは会えなかった。その時の仲間で会える友達は、不幸の伝道師のような友人だったり、まったく違う分野の人達だったり。なんか、連絡取りにくいよねえ…という会話を繰り返してきました。

壁をこちらから作ってしまっていた。

だから、夢を叶えて、しあわせにキラキラしている人達とコンタクトをとるのはとても勇気がいりました。

自分の状況というより、私の性格の問題かな。自分をさらけ出してSOSをだしたり、救いの手を素直に受け取ればよかった。

フェイスブックで友人達を眺めると色んな事がフラッシュバックします。リア充なみんなと、惨めな自分の差に悲しい、羨ましい、でも私の人生にはこんな良いところもあるし…等色んな感情が湧いてきました。

マッチ売りの少女みたいに、暗くて寒い中、暖かい家庭を羨ましく、雪の降る寒い外から羨ましく眺めているようなそんな気持ちでした。

長いこと。

楽しかったこと、辛かったこと、人付き合いがうまくいかなかった人の事、憧れていた人、恋心を持っていた人。

あんな夢を持って、あんなこと言ってたな。何も叶ってない。なんか恥ずかしい。

フェイスブックで友人検索したり、ボタンを押そうと友人のページを見ていると、どんどん胃が痛くなってきます。へんな汗がとまらなくなった。

懐かしい、あいたい、けど…。
友達申請ボタンを押したい、けど押せない。

これぞ、幸せの結界。

それでも、特に居心地がよく過ごした、キラキラのど真ん中の友人の友達申請ボタンを押して、メッセージを送ったところ、数日後に会う事に。

のびのび過ごして、みんなでワイワイ集まって、いつも笑って過ごしていた時期を思い出しました。

久しぶりにあった友人は、着々とその道で修行して、経営者になっていました。

私が不幸の足踏みチームと不幸連合を組んでいたように、成功している人のまわりには、志の高い人があつまります。

テレビに出るような会社の中枢にいる子、日本を飛びだして世界で活躍している子、あいつはいまこんな事してるよと言う話はやっぱり凄い話ばかり。

ありのまま話す…を徹底するも、やっぱり卑下してしまう。

そんな雰囲気を友人は察したのでしょう。

友人が、もしかして、あなたは自分の人生失敗したとでも思ってる?そう思っているなら間違い。今元気にいきているなら、あなたの人生は大成功でしょう?と。

また、そんな風に思われるのはなんか距離置かれるみたいで寂しい。むかしとおなじでいてよ〜と。

何の意地をはっていたんだろう??どうしてこんな人と10年も会えなかったのだろう。
すーっと何かが消えていった。

そして、色々話しました。

病んでいた事、仕事はそれなりに頑張ってたけど、仕事嫌で会社辞める事、転職活動してるけど、落ちたらしばらく自分探しの無職になる事。趣味でやってる雑貨の活動の事。

趣味の活動についても、中途半端だからプロに見せるのはなかなか勇気がいりました。サカナクションの人達に私も音楽やってますとかいって、自作の音源を聴いてもらうような、なんかそんな感じ。

20代ならまだしも、30代でこんな内容を話すのは勇気がいりました。痛いとか、子供っぽいとか言われてもおかしくない内容です。

でも、ありのまま話します。

中途半端で何にもなっていない自分の事、ありのまま話しました。

すると、あいつの会社で働けば?とかうちの会社くる?とか、無職の期間旅行いこうよなどと色々話が膨らみました。

成功した人はした人でマネジメントで苦労してたり、良い人がいなくて困ってる等あらたな悩みが生じていました。

そして、とりあえず、当時の仲間で集まろうよという事になりました。

全国に散らばっている友人達ですが、色んな偶然が重なって半分位のメンバーは集結できそう。大好きで通っていた街のとても素敵なお店が友人のお店だったり、別のメンバーがもっていた本は友人の関わっていた本だったり、私と同じような思いを持っていてあいたいけど踏ん切りつかなかったと誘いを喜んでくれた人。

みんなの人生はバラバラに散らばっているようで、どこかでリンクしてた。

フェイスブックのボタンをポチッとと押したことで、色んな思いや、人生が交差していく事になりそうです。

胃痛でうずくまりながら、フェイスブックのボタンをポチッと押した甲斐がありました…笑。

3時間位パソコンのまえにいて、押せたのは3人位かな。大仕事になってしまいました。

 旅が人生を変えるといいますが、人の持つパワーは大きいと感じました。過去、親交があった人に再会するのも大きく人生が動きますね。

辛くて孤独に陥ると、自分は何も持っていないように感じるけど、きっと、そんな事はないのだと思います。

この世に生まれて、赤ちゃんから大人になるまで沢山の愛に触れているはず。だけど、視野が狭くなって見えなくなったり、嫌な人のインパクトで優しい人がかき消されてたり。

暗闇で見えなくなっていた中に、そんな人がきっといるのです。

新しい人とあうのも良いけど、愛をもって接してくれた人達の顔を思い出して、会いにいくのはとても良いスパイスになりそうです。

そして、アクションを起こしたことで勢いもつき。急に、この人!この人!と胸がザワザワと高揚してしまった人が出てきたけど、幸せバリアではじかれたあの人にも、会いにいってみよう。

こちらも、胃痛&あぶら汗ダラダラになりそう。

アクセサリーの売上使って、旅ラッシュだな、こりゃ。