日の当たる場所で見たら毛羽立ちが凄かったので、ニットを手放しました。手持ちのニットはあと2枚。冬が終わるまであと少しだけど、年間通してきれる素材のニットに出会ったら買い足そうかな。
洋服はワンシーズン5パターンあれば十分と気がついて、敗者復活したものもあり、5〜6パターンをうろうろしている。
アウターは現在ロングダウン一つだけ。去年は6着もアウターを持っていたのが不思議でしょうがない。
でも、当時は必要だと思っていた。
ワンシーズン5パターンという数は私にとってちょうど良い。最小限数を認識しているから、むやみに服を買うことはない。気倒して脱落していく服もあるから、ほどほどのタイミングで買い足しも出来る。全く服を買わないのもつまらないし!
残した服はお気に入りばかりだから、何年も着ている服が多い。手持ちの服に限界が来たら、次は何を買おうかな。
昔は洋服が大好きだった。お洒落とメイクはコンプレックスだらけの自分を守る鎧。
コミュ症だから、ファッションは喋らなくても自分を伝えられるツールのようなものだった。
10代の私はきゃりーちゃん系だった。
zipperやcutie、フルーツが好きで、古着やキッチュな雑貨が大好きだった。人に振り返られる事も多く、絡まれたり、カメラマンに写真を撮られたり。
バス停で出会った見知らぬお婆さんに、もっとやりなさい!あなたみたいな格好の若者を応援しているの!と突然応援された事も。良い出会いも有りましたが、好奇の目で見られたり、怪しい人に絡まれる事もあり、不便でした。
柄物を着ることに疲れて、次にはまったのはナチュラル系のファッション。白&麻命。白い服と麻の服をとにかく集めた。女性受けはよく、知らない女性に街で声をかけられることも。男性からは不評で、当時の彼氏にも「そういう格好じゃなくて、もっと普通のワンピースとか着てほしい」と言われる。
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そのあたりから、人目に重きを置いたお洒落をするようになる。オフィスワークに仕事を変えたこともあり、OLファッションに目覚める。OL雑誌を読むと、女性らしくなった気がして楽しかった。確かに男性受けはいい。人に振り返られる事もない。でも、なんだかつまんない。服はOL系の一方で、家では梅干しをつけたり、大根を干したり保存食作りにはまる。作家ものの器にはまったり、中身はナチュラル系&麻が好きだった頃のまま。
10代〜20代前半はお菓子を買うような感覚で、毎週のようにフリマや古着屋さんで安くて可愛い服を買っていた。とにかくものに囲まれていたし、ものに費やす時間も多かった。
手放すときも、高く売りたい!と思うから、時間もかかったし、色々嫌な思いもした。
ものを通して楽しい経験ができた事もあったけど、年を重ねて、鎧をつけなくても平気になってきた。ニットとパンツとかシンプルな格好をする事が増えた。
鎧はもう要らないかな。当分はシンプルな格好で過ごす予定です。
ものをあまり持たず、程よい距離で物と付き合えるようになった今は本当に快適。
メイクもあまり執着しなくなった。
普段のメイクは2〜3分。パウダー叩いて、眉毛、チーク、リップで終わり。
いままで、いろんな服を着てきましたが、ナチュラル系の服が一番好きだったかも。
ただ、ナチュラル系の服って、年を重ねてからのほうが似合うのかも。
50代以上の方が麻のワンピースと籠の組み合わせで着こなしていると素敵だなあと思う。
麻のワンピース、オーロラシューズ、アケビ籠。どれも私にとっては高価な物だから、シャネルやヴィトンのかわりに年をとったら良いものを着たい。
最終的には白髪のショートカットで麻のワンピースをサラッときて、わははっと明るく笑うおばさんになりたい。
そんなおばさんにわたしはなりたい。
今は人生のお片づけに重きを置きたいから、シンプルでそこそこ女性らしい格好で良いかな。
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