2015年にミニマリストを知って、沢山のものを手放しました。
パンツを13着も所有し、そんな調子でたくさんの服を持っていたのに、私は服を全然持っていない!と思っていたのが今では懐かしい。
物を沢山手放した今は、物よりも、暮らしそのものを小さくする事へ興味が向かい、今も試行錯誤中です。
私は非正規労働者で単に収入が少ないという事も有るけれど、都会で稼いで、消費して、仕事で疲弊して、何かいいものを買うという繰り返しがなんだか虚しく、不自然に感じていた。
言葉にできないモヤモヤをずっと抱いていて、少しいい温泉に行っても、お洒落なお店で服を買っても、嬉しいはずなのに何故かモヤモヤしていた。
家では何か良い物に囲まれ、朝は満員電車で沢山の人に押しつぶされて通勤して、会社ではずっと忙しくパソコンに向かい、電話が鳴ると作業が中断されるからたまにイライラする。
仕事が終わると帰宅ラッシュでごったがえした駅に向かい、なんとなく駅ビルでウインドウショッピング。
混み合った電車で家に帰り、スーパーの割引のお惣菜かコンビニでご飯を買って帰る。
たまの休日は友達と飲みに行くか、マッサージに行ったり、心が満たされる何か良いものを探してネットや街で心が満たされるもの探し。
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片付ける前は、とにかく疲れていて、ぼーっとしていた。
何となく満たされなくて、不安だったんだと思う。「何か良いもの」が見つかれば、気持ちが晴れると信じていたけど、結局ものはもの。
ものが幸せにしてくれる訳じゃないと気がついて、増えすぎた物を減らして暮らしを小さくする事にした。
物を減らした事で時間が出来たし、生活費が少なくなってなんだかよく分からない不安感も軽減された気がする。
思考が少しだけクリアになったお陰で物事をよく考えるようになった。
スマホでゲームもしなくなった。
ものを手放して身軽になったけど、ものを手放したからといって、幸せになった訳ではない。
物が幸せにしてくれる訳ではないのと同じで、物が不幸の元凶の全てという事でもない。
ミニマリストは身軽に生きる為の手段の一つ。
滅多にものは買わなくなったし、節約も好きだけど、東京で一人暮らしって本当にコスパ悪い。
いくら切り詰めても生活コストを下げるには限界がある。どう頑張っても引越しをしない限りは家賃は下がらないし、食費もかかる。
今みたいな暮らし方は不自然な暮らし方なのかも。
暮らしを小さくするには実家で暮らすとか、パートナーがいれば結婚して共稼ぎで暮らすのは自然な事なのかも。
(相手がいればよかったな…)
自営業できたらなあと思いをはせる事があるのですが、新しく事業を起こすのも良いけど、家業があるのなら、それを継ぐのも自然な選択肢なのかも。
借金をして銀座に何千万かけてお店を出すより、実家の喫茶店を継ぐ…とか。
東京の郊外に小さな新築一戸建てたてて一生ローンを払うより、空き家になったおばあちゃんの家に住む…みたいなイメージ。
ふーーーむ。
うーーーーん。
暮らしを小さくする事と、自然におさまるべきところは=で繋がる気がしています。
私はまだ答えが出ず。ずっと東京で独り身でいるイメージしか湧いてこない…。
いかん。
母から来た謎の近況報告メールに返信でもして、寝ることにします。
今日はかまぼこの美味しさに気づけたので、身近に幸せを見つけられた良い日だったって事にしておこう!
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